ワークアウト中のエネルギーレベルを高めるには？

2025.11.06 |トレーニング, モチベーション, やる気,

最近、トレーニング中に“身体が重くて思うように動けない”とか、“途中でエネルギーが切れてしまって、最後までしっかり追い込めない”と感じることはありませんか？
こうしたお悩みは、多くの方が経験するものです。そして、その原因のひとつには、日頃の栄養バランスや睡眠など、基本的な生活習慣が関係していることも少なくありません。
もちろん、そうした生活習慣を整えることはとても大切です。ただ、それに加えて、ワークアウトの直前にちょっとした工夫をすることで、心と身体のエネルギーを高め、より充実したトレーニングにつなげることができるのです。

今回は、そんな“今すぐできる”エネルギーアップの方法を、わかりやすくご紹介していきます。トレーニングの質を高めたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

エネルギーレベルを高めるためのポイント

• カフェイン、BCAAなどサプリメントを活用する
• 苦手な種目からスタートする
• ウォームアップセットを増やす
• モチベーションを高める「何か」を事前に用意しておく
・一緒に取り組むことでやる気アップ！トレーナーや仲間の力を借りる

・サプリメントの活用で手軽にエネルギーアップ

エネルギーレベルを高める最も手軽な方法の一つが、サプリメントの活用です。カフェインは疲労感を軽減し、集中力を高める効果が科学的にも認められており、コーヒーやお茶を2杯以上飲んでからトレーニングを始めることで、一定の効果が期待できます。また、BCAA（分岐鎖アミノ酸）は、筋肉内のグリコーゲンの消費を抑え、疲労の発生を遅らせる働きがあります。さらに、プロテインを含むドリンクをワークアウト中に摂取することで、より高強度のトレーニングが可能になると報告されています。糖質と電解質を含むスポーツドリンクも、疲労感の軽減に役立ちます。

・苦手な種目からスタートすることで不安を解消

トレーニング前に身体が重く感じるときは、精神的な不安がエネルギーレベルの低下を招いている可能性があります。そんな時は、あえて「苦手な種目」からスタートしてみましょう。

不安を感じるのは、実際にその種目に取り組む前の段階であり、いざ始めてしまえば集中力が高まり、セットやレップの完了に意識を向けやすくなります。苦手な種目をやり遂げた達成感は、メンタル面にも良い影響を与え、トレーニングへの意欲を高めるきっかけになります。

・ウォームアップセットを増やして神経と筋肉を活性化

身体がだるく感じる時は、神経と筋肉の連携がうまく働いていないことがあります。そんな時は、軽いウエイトでのウォームアップセットを普段より多めに行うのがおすすめです。

通常1〜2セットのところを3〜4セットに増やしたり、ピラミッド法で徐々にウエイトを上げていく方法を取り入れることで、筋肉と神経の連携がスムーズになり、トレーニングの後半には身体のだるさを感じなくなることもあります。

・モチベーションを高める「儀式」を取り入れる

エネルギーが湧いてこないと感じる時は、トレーニング前にモチベーションを高める「儀式」を用意しておくのも効果的です。お気に入りの音楽を聴いたり、憧れの選手のプレー映像を観たり、力が湧いてくるような文章を読むなど、自分にとって刺激になるものを見つけましょう。

また、トレーニングの目標を紙に書いて目に見える場所に貼っておくことも有効です。集中力が高まり、モチベーションの維持にもつながります。

・一緒に取り組むことでやる気アップ！　　　　　　　　トレーナーや仲間の力を借りる

トレーニングのモチベーションを高める方法として、パーソナルトレーナーやトレーニングパートナーと一緒に取り組むことも非常に効果的です。
一人でのトレーニングは、気分や体調によってついサボってしまうこともありますよね。でも、誰かと約束していれば「今日はやめておこうかな…」という気持ちになっても、自然と足がジムに向かうものです。
また、自分より少しレベルの高い人と一緒にトレーニングすることで、刺激を受けたり、フォームや負荷の調整など、的確なアドバイスをもらえる機会も増えます。そうしたやり取りが、トレーニングの質を高めるだけでなく、継続する力にもつながっていきます。
さらに、パーソナルトレーナーと一緒に取り組む場合は、目標に合わせたメニューを組んでもらえるので、無理なく、そして確実に成果を感じられるのも大きなメリットです。