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年を取ることとトレーニング方法

2022.12.02

年齢に応じてトレーニング方法は変える必要があります。

これはスポーツ選手も、一般の身体づくりや健康づくりでトレーニングしている人も同じ。

「加齢」という身体の変化に対応して、トレーニングの方法を変えなければ、大きな効果は望めないばかりか、ケガなどの身体のトラブルの原因にもなってしまいます。

覚えておいて欲しいことは、

加齢とともに、身体は「壊れやすく」なるということ。

「急に振り向いた」「転びそうになったときに、転ばないために踏ん張った」「長い時間、何かを強く握り続けた」etc.  こんな若いときには取るに足らないようなことが、思いもよらない痛みやトラブルの原因になることがあります。

実はあんまりハードに運動をやっていなかった方よりも、若い頃、部活などで本格的に運動をやっていた人の方が壊れやすいです。

例えば私の実体験を紹介します。

7年ほど前、ベンチプレスでボトムのポジションから挙上しようとした際、バーベルが持ち上がるのではなく、左の肘関節がずれるような感覚がありました。筋力的にはまだ持ち上がる感じだったのですが、関節、つまり土台がずれる感じがして、すぐにエクササイズを中止しました。

(ベンチプレス)

実は学生時代、ずれそうになった左肘を亜脱臼したことがあったのです。若い頃に経験したケガは、実は治ったと思えても、周辺の筋肉などがカバーして機能が維持され、完治したと思っている場合が多いのです。その支えていた筋肉が加齢によって衰えてしまうと、特に最近、痛めた覚えがないのに、ある日突然、古傷の痛みが再発したり、機能が低下したと感じるのです。

筋肉の柔軟性も、しなやかさも、回復力も落ちて壊れやすくなっている上に、忘れていた古傷まで再発してくる。若い頃は何ともなかったバーベルやダンベルを反動を使ってふりあげるようなフォームは、年齢を重ねた人がおこなうとケガのリスクが格段にあがります。年齢とともに無理なフォームや荒いテクニックは避けるようにし、自分の身体に不要な負担が掛からず、ターゲットの筋肉をしっかり刺激するフォームと技術が必要になるのです。

年齢を重ねるにつれて、身体だけでなく、          頭を使ってトレーニングすることが大切になってきます。

考える

正しいフォームで適切なエクササイズ選び、正しい方法で実施していく。

このトレーニングの基本原則は、特に加齢とともに重要さが増していくものなのです。

(松下 輝)

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