まず身体の2か所を回すことからはじめてみませんか?
こんにちは。松下です。
運動することで得られる利点については、本当に毎年、次々と新しい知見が報告されています。逆に運動しない生活がもたらす悪影響についても、同様に多くのことがわかってきています。
そのような情報に日々接している身としては、「健康」や「生活の質」の向上に、こんなに「いいことづくめ」といっていい運動を、なぜ多くの人がやらないのだろう…もったいないなぁと思ってしまうのですが、いやいや実際に運動を習慣化することの難しさは、この仕事(運動指導)をするなかで、これもまた痛いほど実感しています。
そこで、今、運動習慣0の人に、また運動がなかなか続かなくて悩んでいる人に、おすすめしたい運動があります。
それは…ずばり
「足首回し」と「肩回し」
この2つだけ。それって運動?と思われる人も多いかもしれませんが、ハイこれも立派な運動です。ストレッチやウォーキングでもなく、ただ足首と肩を回すだけ。この2つだけでいいので今日、いやできる人はたった今、その場でトライしてみませんか。
それぞれの方法は次のとおりです。
まず足首回し。イスに座って片足を反対の足に乗せて、足首の力はなるべ抜いて、手で足首を大きく回してあげましょう。
回数は自由。できれば10回ぐらい1方向に回したら、反対側にも同じ数だけ回してみてください。ただそれだけです。最初は足首の力が抜けず、ぎごちないかもしれませんが。そのうち慣れて、スムーズに回せるようになります。
ポイントはこの「足首の力を抜く」
これだけです。足の指の間に手の指をはさんで回してもいいですね。
次は肩回し。肩回しは4動作あります。
①襟のあたりをつまむ位置に手をおきます。(つまめなくてもOKです。そのあたりに手があればいいのです)
②肘が前を向くようにして肘を上にあげていきます。かたくてこのように上がらない場合は、無理のない回しかたで肘をできるだけ上にあげてください。
③そこから腕を目いっぱい開きます。このとき肩甲骨を寄せられたらもう完璧です。
このとき、横からみるとこのような感じになります。
④降ろすときは、あまり考えずに自然と腕をおろします。
大切なポイントは顔は下を向かず常に正面に向けておくこと。
これだけです。
こちらも回数は自由。足首と違って「前から後ろに回す」のが基本。後ろから前はやりたかったらやってもいいですが、どちらが大切かといったら「前から後ろ」です。なぜかというと、大多数の人が運動をしないと「猫背」、つまり背中が丸まっているから。肩回しで、その崩れぞうなバランスを整えるのです。
足首や肩回しなら、年齢や体力に関係なくできることが多いのではないでしょうか。たったこれだけ…と思うかもしれませんが、是非、毎日続けてみてください。きっと劇的な変化におどろくと思いますよ。その秘密については、また今度紹介します。
まずはだまされたと思って、1カ月ぐらい続けてみてください。身体が動かしやすくなっているのを感じてくると思いますよ。
(松下 輝)
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