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太ると太りやすく、やせるとやせやすくなる?

2021.09.27

あるとき体重が増え始めると、太らないように気を付けて生活しているのに、どんどん体重が増えていく。そんな感覚を持ったことはありませんか?

体重が増えるときは、生活で消費するエネルギーよりも、食事から摂取するエネルギーが多いときに起きるわけで、このような「習慣」は無意識のうちにおこなっている習慣の影響が大きく、例えば

●身体を動かさず、ごろ寝してしまう→消費エネルギーの低下、
●口さみしいので、一口大のお菓子を口にしてしまう→摂取エネルギーの増加
●仕事をしながら、糖分の入ったコーヒーを飲んでしまう→摂取エネルギーの増加

など、なかなか変えようと思っても変えらず、結果として体重増加が続く原因になっていることはあります。

ただ、実はそれ以外に、「太れば太るだけやせにくくなる」という身体の仕組みも実際にあって、「太るときはより太りやすくなる」のも事実なのです。

以前は、ただの「脂」をためているかたまりだと思われてきた脂肪細胞ですが、近年、この脂肪細胞が、実はホルモンなどのさまざまな物質を体内で分泌して、身体をコントロールしていることがあきらかになってきました。例えば内臓脂肪が増えるとそこからでる物質が、より脂肪をため込むように作用したり、脂肪の利用を邪魔することがあります。
またおなかに脂肪がたくさんつくと、物理的にお腹の肉が邪魔で腹筋を「縮める=使う」ことができなくなってしまいますね。苦手な動作はやらなくなってしまうので、より動かせなくなる、の悪循環です。

逆をいえば、定期的な運動をおこない、適切な食事をとるなどして、体脂肪が減ってくれば、今度はそれまでより体重も減らしやすくなるともいえます。

体脂肪が増えているときは、ますは我慢してその上昇を止めることが大事。体脂肪が少しでも減ってきたときは、さらに体脂肪を減らすチャンスとして、逃さず身体を動かしていきましょう。    (松下輝)